シーリングライト

MARSA carte visite

この作品は、ステンドグラスが壁面の柱から大きく頭上を覆う、
立体的な作品です。
アマンディーヌは、モロッコのエッサウィラという港町に魅了され、
毎年この町を訪れては「floka」と呼ばれる青い漁船を描いてき
ました。このステンドグラスは独特の雰囲気を持つこの港町から
インスピレーションを受けて創られた作品です。
町のシンボルであるスカラの大門をくぐってたどり着くこの小さな
漁港は、何より活気に満ちています。造船所が稼働し、漁師たち
は網の修理や釣り糸の準備をしながら魚を売っています。船が
戻ると、その日獲れた魚を船から降ろすために、みな一斉に動き
出します。その傍には、カモメが食事にありつこうと目を光らせて
います。

ア マ ン デ ィ ー ヌ は 10 年 に わ た
り、インフラが近代化され、
この地が変わっていくのを目の
当たりにしてきました。
しかし、その昔からの魅力に
変わりはありません。
年季の入った道具箱を傍らに
置いた漁師たちの簡素な仕事
台には、皆から信頼される
職人技による木の船造りという
世界でも類いまれなノウハウが
隣り合っています。

このコントラストの中にこそユニー
クな港の魂が息づいているのであ
り、とめどなくインスピレーションを
与えてくれるのです。
アマンディーヌは、この港町の
動き、音、色彩を織り交ぜながら
ステンドグラス作品にしました。
こ の 作 品 は 2025 年 の Ateliers
d’Art de Franceの地域コンク
ールに入選しました。